ポスターの巻き癖
ポスターを丸めたまま放置すると、繊維にクセがついて戻りにくくなります。多くのポスターは紙管に入って輸送されるため、開封時には丸まっている場合がほとんどです。一般的に、ポスターを戻すために以下のような方法が知られています。状態に応じて複数を組み合わせるとより効果的です。


1.テーブルの淵を使った方法
テーブルの上にポスターを置き、テーブルの淵を使って癖を戻します。ポスターの両端を指で持ち、癖と反対方向に少し曲がるような状態を維持しながら、ゆっくりと紙全体をスライドさせます。紙の状態を確認しながら少しずつ何度も作業するのがポイントです。ポスターの端(手で持つ部分)は作業が難しいため、上から手を軽く押し当てるようにしてスライドさせます。
(メリット:道具を使わず短時間で簡単に矯正できる。/ デメリット:完全にまっすぐにはならない。失敗すると反対に曲がったり、シワができたりする場合もある。)

2. ドライヤーを使った方法
浴室の湿った空気や加湿器の風を利用して紙全体を僅かに湿らせます。このとき、湿らせすぎや、不意の水濡れで製品を汚損しないように十分ご注意ください。わずかに湿ったポスターをテーブルなどの平らな場所に置き、ドライヤーの温風で暖めながら戻します。風圧を利用してまっすぐになった状態をキープし、そのまま冷風に切り替えて乾燥させるまっすぐな状態が維持されやすくなります。広い範囲に対して作業を行う場合は、ドライヤーで暖めたあと重い本などを置いて挟み、冷えるまで数分~数十分放置すると効果的です。必要に応じてこの作業を何度か繰り返します。
(メリット:比較的きれいに戻すことができる。/ デメリット:時間と手間がかかる。)

3. 重りを使った方法
平らな場所にポスターを置き、上から本などの重りを置いて数日間放置します。まっすぐになるまでに数日かから数ヵ月放置します。
(メリット:手間がかからない。/ デメリット:長期間にわたって場所を占有する。強い癖は戻りにくい。また戻らないと判断するのにも時間がかかる。)

4. クリップを使った方法
ポスターの上部をクリップで挟んで壁に固定します。丸まったポスターの下部にクリップを複数取り付け、重力でまっすぐ伸ばします。クリップの重さで戻らない場合には、クリップに重りをつけます。その状態のまま、数日から数ヵ月放置します。
(メリット:手間がかからず場所をとらない。飾りながら矯正できる。/ デメリット:矯正に時間がかかる。強い巻き癖には使えない。)


※上でご紹介した方法は一般的に丸まったポスターを戻すために用いられる方法であり、製品の製造元や当店が指定しているものではございません。下記の方法を試したことで生じた結果について当店や製造元が保証するものではございませんので予めご了承ください。なお、ポスターフレームに入れる場合は巻き癖を直す必要はありません。
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