Ögon Cacao
カカオ・アイズ（ゴールド）

バリエーションを見る

About Cacao Eyes

1918年にスウェーデンで生まれたOlle Eksell（オーレ・エクセル）は、時代に先駆けクリエイティブ・デザイナーとして活躍したことで知られています。彼の代表作となったこの目のアイコンはスウェーデンにあるチョコレートの会社Mazetti（マゼッティ社）のためにデザインされました。もともと、Mazettiのココアの缶にはその品質を見て確かめて欲しいという想いからリアルな目のイラストが描かれていました。1956年にMazettiのパッケージデザインを手がけることになったOlle Eksellは、それまで使われていた目のイラストをやめ、シンプルなデザインアイコンへと発展させました。この2つの目のイラストは遠くからでも視認する事ができ、強烈なインパクトでブランドを印象付けることに成功しました。そして、このアイコンはOlle Eksell自身の手によって同社の広告などのアートワークでも使用され、Mazettiはこれを契機に会社としても大きく発展していくことになります。こうした一連のデザインは、今では当たり前となった企業のCIデザインの歴史を語る上でも欠かせません。この、目のイラストはスウェーデン語で『Ögon Cacao=カカオの目、という意味』と呼ばれ、日本では英語の『cacao eyes(カカオ・アイズ)』の呼び名で知られています。今ではMazettiのトレードマークであるだけでなく、スウェーデンのデザインを代表する作品のひとつです。

ゴールドのカカオ・アイズ

このポスターは、そんなOlle Eksellが自身の個展のためインデザインしたもので、カカオアイズのインパクトが全面に押し出されています。特に、ゴールドの特殊インクを使ったこのモデルは、古いカカオ缶のイメージも彷彿とさせ、光の当たり方や、日中と夜間でも異なる表情を見せてくれます。歴史的な魅力、アートとしての魅力だけでなく、お部屋のアイキャッチとしても機能するため空間の印象をすっきりと見せてくれるはずです。