フェア・トレード
(Fair trade)
フェアトレードとは、開発途上国の原料や労働力を適正な価格で購入することにより、労働者の生活改善と自立を目指ざす「貿易のしくみ」です。
先進国のメーカーが優位な立場を利用して、発展途上国の生産者に支払う対価を不当に買い叩く行為が、現在も世界中で横行しています。その結果、貧困や児童労働、環境破壊など多くの社会問題が生じています。フェア・トレードは、このような格差問題に対するアプローチとして生まれました。
現在では、単なる商取引からさらに発展し、特定の地域に根ざして問題解決を行うための包括的な仕組み作りを進めているブランドも数多く生まれています。
<フェアトレードの歴史>
1950年代頃から欧米の各地でフェア・トレードを行う社会運動が始まりました。フェア・トレードという言葉を使った販売は米国で始まったとされていますが、同時期にオランダやイギリスをはじめとした欧米の各国でも同様の活動が行われていました。80年代になるとオランダでフェアトレードのラベリングがスタートし、客観的にフェア・トレードの評価が行われるようになりました。現在では世界各国に認証機関があり、監査と認証(ラベリング)が行われています。残念ながらわが国、日本ではフェアトレードについてあまり広く認知されてきませんでしたが、グローバル化が進む現代では多くの方が関心を持つようになっています。
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