Tizio
ティッチオ シリーズ各種

Richard Sapper
リチャード・サッパー (1932 – 2015) は、シュトゥットガルトのメルセデス・ベンツのスタイリング部門でデザインのキャリアをスタートしました。1958年にミラノに移り、そこでBrionvegaのテレビやラジオ、Kartellのチェア、Alessiのキッチンウエアなど、今も多くの人々の記憶に残る象徴的な作品を数多く生み出しています。
1960年にはローレンツのためにデザインしたクロックで世界で最も権威のあるコンパッソ・ドーロ賞を初受賞（2014年には生涯功績賞を受賞）しています。また1972年にデザインしたArtemide（アルテミデ）のTizioは、そのフォルムと革新性によってすぐにデザインアイコンとなりました。このランプは今日までに製造されたランプの中で最も多く販売された製品の1つであり、ニューヨーク近代美術館をはじめ世界中の多くの美術館が永久コレクションや常設展示を行っています。1980年にアメリアIBM社のデザイン顧問に就任すると、質実剛健かつ遊び心を兼ね備えたThinkPadのデザインで長年にわたって世界中の人々を魅了しました。そうした数々の功績が認められ、2012年にはドイツの大統領から功労十字章を受賞しています。