2013年にデザイナーのRex KuoとCharles Ngが、ポケットの中でジャラジャラする鍵をどうにかできないかと考案したのがOrbitkey(キーオーガナイザー)です。このアイデアはクラウドファンディングで多くの支持を集め、製品化が決定しました。その後、彼らは4ヶ月の試行錯誤を重ねて満足のいく品質をもった製品を完成させました。Orbitkeyの開発における最も大きなチャレンジは、必要な鍵をすぐに取り出せ、しかも鍵の締め付けが緩まないロッキング構造を構築することでした。そして試行錯誤を重ねた結果、湾曲状のワッシャーや、ネジと一体化したロッキング機構といった基本構造が考案されました。これによって、収納する鍵の数や厚みに合わせた適度なテンションをユーザー自身の好みで調整することができるようになりました。その後、オーガナイザーのデザインはより洗練された2.0へと進化しています。
また、近年はオーガナイザー以外にもカラビナやストラップ、デスクマットなど革新的なデザインのアイテムを次々と開発しています。