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Fiberglass
Arm Shell Chair

アームシェルチェア

BRAND : MODERNICA
DESIGN : C&R Eames
SIZE : W630 mm
COLOR :
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偉大な名作チェア

イームズ夫妻によってデザインされたシェルチェアは、革新的な要素を備えた20世紀を代表する名作チェアです。当時開発されたばかりのFRP素材(ガラス繊維強化プラスチック)を使用したことで、自由な曲面が実現できるようになり、それまでの一般的な木製チェアに比べ座り心地や耐久性が格段に向上しました。さらに、用途に応じたベース(脚)をボルトで着脱できるユニット構造を採用したことで、幅広い用途に対応する汎用性の高さを兼ね備えたことも当時としては画期的でした。これによりリラックススチェアとしても、ダイニングチェアとしてもご使用いただけます。またライフスタイルの変化に合わせて脚を付け替えることで用途の変更も可能です。
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Zenith社の機材で復刻

このシェルはロサンゼルスのMODERNICA(モダニカ社)が復刻を手がける製品です。1949年にイームズ夫妻とともに1stモデルを開発し、1950~82年にかけてシェルチェアを製造していたZenith(ゼニス社)の設備を使って製造しています。オリジナルの金型や製造工程を開発したエンジニアのひとりサール・フィンガーハット氏※が復刻作業や実際の製造にも携わり、金型や原料なども50年代当時のオリジナルにこだわって製作しています。(※2009年没)
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本物の佇まいをもった美しい製品です。座面と背もたれ、アームレストが滑らかな一体成型で繋がるシンプルな構造は、シェルチェアならではの魅力といえます。
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体を預けてゆったり座ることができます。
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背面からのシルエットも美しいチェアです。
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デザインされた当時と同じファイバーグラスを使用しています。ファイバーの量が多く、素材の表情を楽しめるのもゼニスのシェルの大きな魅力になっています。量は平均すると2ndに近い印象(ハーマンミラー製より多く、1stよりは少ない)です。
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グラスファイバーには製造上の焼けが発生しているものがあります。明るい色のシェルほど焼けが目立ちやすい傾向があります(ヴィンテージのシェルと同様です) ので製品の特性として予めご承知ください。
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裏面にゼニスのステッカーが貼られています。また、シェル本体にモダニカのロゴが入っています。
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Zenithのシェルとオリジナル論争

画期的な構造をもつシェルチェアは、1940年代にイームズ夫妻とZenith(ゼニス社)の技術者によって開発されました。当初のシェル(通称:1st)はZenithのブランド名で販売されていましたが、数年後に販売元のHermanMiller(ハーマンミラー社)と、製造元のZenithの名前が併記されるようになり(通称:2nd)、最終的には販売元のHermanMillerのロゴだけが刻印されるようになります(通称:3rd)。そして1989年にHermaMiller社が販売を終了したことで、シェルチェアの製造は途絶えることになりました。そしてHermaMillerが生産を終了してから11年後の2000年、米国のMODERNICA社がZeninthの古い工場や生産設備(金型など)を買い取り、開発当時の技術者を集めてシェルの復刻生産プロジェクトを開始します。そうして蘇ったのがこのシェルです。
さらにそれから3年後の2014年にはHermanMiller社も独自の工場で製造したファイバーグラス製のシェルの復刻販売を開始しました。HermanMiller社は法的権利が失効した現在もイームズの遺族が管理する財団(EamesOffice)から承認を得て製造販売を行っており、こちらも正規の復刻品と言えます。
こうした経緯から、開発者や製造設備が当時と同じもの(モダニカ製)をオリジナルと呼ぶのか、デザイナーの遺族団体が承認したもの(ハーマンミラー製)をオリジナルと呼ぶのか・・・両社とファンの間では今も"オリジナル"をめぐる長い論争が続いています。ただし(最初のモデルを製造開発した)ゼニス社の復刻するシェルと、(遺族団体から承認を得た)ハーマンミラー社が復刻するシェルは、どちらも他の模造品(リプロダクト)とは明らかに異なるバックグラウンドを持っており、いずれも"オリジナルとしての価値"を有した製品であることは間違いありません。バッグや時計の模造品に価値が無いのと同様に、家具の模造品にも価値はないばかりか、所有者自身を貶める行為です。ぜひ、所有する喜びを感じることができる、価値あるチェア(ハーマンミラー製か、モダニカ製)をお求めください。

※写真のように2021年以降に生産された製品は裏面の接着剤の色がベージュからブラックに変更されていますが、メーカー在庫の状況などによって2色が混在しており色指定もできませんのでご了承ください。
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金属製のベース(脚)を4本のネジで固定する構造です。お好みのベース(別売り)を組み合わせてご利用ください。
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アームレストは前方に向かって滑らかに細くなっていく形状です。腕や手にフィットして、リラックスした姿勢でお使いいただけます。
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レッドのシェルに、純正ロッカーベース(ジンク×メープル)を組み合わせた例です。
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オートミールのシェルに、純正ロッカーベース(ブラック×ウォルナット)を組み合わせた例です。
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オートミールは抜群の雰囲気が感じられるあるオススメのカラーです。
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組み合わせる脚の色によっても、かなり表情が変わります。写真はジンク×メープルのベースを組み合わせています。
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レッドのシェルに純正のロッカーベース(ブラック×ウォルナット)を組み合わせた例です。
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日本製レプリカのロッカーベース(ウォルナット)を組み合わせた例です。(質感は劣りますが、価格を抑えることができます。)
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レプリカのロッカーベース(ライトウッド)の組み合わせ例です。
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手前はモダニカ純正のウォルナット、奥はレプリカのダークウッドです。色は近いのですが木目や光沢感が大きく異なります。純正は木部の質感が圧倒的に綺麗です。レプリカは少し木の幅が太く、ネジの色も違います。(純正はスチール部分と同色、レプリカはシルバーです)
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手前がレプリカのライトウッドで、奥がモダニカ純正のメープルウッドです。色味が違うため単純比較はできませんが、全体に高級感があるのは純正です。金属ロッドの色にも少し差があり、純正品は完全なシルバーですが、レプリカのメッキは少し青みを帯びています。
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Hベースのグライズ部分です。日常の目線から見ると上質な金属の質感ですが、床と接する部分はプラスチックを使って傷を防いでいます。
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ドゥエルレッグのメープルウッド仕様です。天然木のナチュラルな質感が、ダイニングなどのホームユースにふさわしい印象を与えてくれる逸品です。
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エッフェルベースは細い金属ロッドを編み上げるようにして製造されています。繊細な製造技術が必要とされるため、現代の復刻品のほうがオリジナルよりも綺麗な仕上がりになっています。
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日本製のレプリカ(左)と、モダニカの純正(右)のエッフェルベースを比較しました。溶接は日本製の方が綺麗なのですが、形状はモダニカ純正の方が格好良いと思います。

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製品イメージ

Fiberglass
Arm Shell Chair

Oatmeal オートミール

BRAND : MODERNICA
DESIGN : C&R Eames
SIZE : W630 mm
※写真のベースは一例です。用途に応じてお好みのベースをお買い求めください。
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製品イメージ

Fiberglass
Arm Shell Chair

CHACOAL チャコール

BRAND : MODERNICA
DESIGN : C&R Eames
SIZE : W630 mm
※写真のベースは一例です。用途に応じてお好みのベースをお買い求めください。
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Fiberglass
Arm Shell Chair

RED レッド

BRAND : MODERNICA
DESIGN : C&R Eames
SIZE : W630 mm
※写真のベースは一例です。用途に応じてお好みのベースをお買い求めください。
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Fiberglass
Arm Shell Chair

WHITE ホワイト

BRAND : MODERNICA
DESIGN : C&R Eames
SIZE : W630 mm
※写真のベースは一例です。用途に応じてお好みのベースをお買い求めください。
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Fiberglass
Arm Shell Chair

PINK ピンク

BRAND : MODERNICA
DESIGN : C&R Eames
SIZE : W630 mm
※写真のベースは一例です。用途に応じてお好みのベースをお買い求めください。
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Fiberglass
Arm Shell Chair

アームシェルチェア(その他のカラー)

BRAND : MODERNICA
DESIGN : C&R Eames
SIZE : W630 mm
シェルチェアのカラーバリエーションは全部で27色ございます。お好みのカラーでインテリアコーディネートをお楽しみください。
Baseとの組み合わせを見る カラーリストを見る

Brand ブランド

modernica
MODERNICA
モダニカ
モダニカは、イーズムをはじめとした’50~’70年代のデザイナー家具や小物を扱うアメリカ・ロサンゼルスのブランドです。モダンデザインのビンテージ家具を扱う一方で、オリジナル製品の開発や、ゼニス社の機材を使用したシェルチェアの復刻などメーカーとしても存在感を見せています。
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Information 商品情報

ブランド MODERNICA / モダニカ(アメリカ)
デザイナー C&R Eames
サイズ W630 mm
素材 FRP / ラバー他
生産国 U.S.A (アメリカ合衆国)
脚について shell base
用途に応じてお好きなベース(脚)を選ぶことができます。
脚との組み合わせはこちらのページからご注文頂けます。
復刻ストーリー Zenith(ゼニス)のシェルチェアを蘇らせたMODERNICA
それは1987年、のちのモダニカ創立者となるFrank NovakとJay Novakがある工場の駐車場で無造作に積み上げられていた12,000個のグラスファイバーシェルを見つけた事からはじまりました。
その工場こそチャールズ・イームズがシェルチェアを誕生させ、1950年~1983年までハーマンミラー社にシェルチェアを製造し納めていた、あのZenith(ゼニス)工場だったのです。
※正確にはこの時、Zenith PlasticsはCentury Plasticsに社名が変わっています。

彼らは1989年にモダニカ社を設立。工場再建のため壊れた機械を修理し、シェルチェア製造の鍵となっていた人物を探しました。時代と共に失われたものを一つずつ見つけ出し、繋ぎ合せる事で工場は再び息を吹き返したのです。こうして2000年、Zenith工場の金型とプレス機を使いモダニカはグラスファイバーシェルチェアを蘇らせました。

製造監督を務めたのは、シェルチェア誕生に最も重要な役割を果たしたSol Fingerhut(サール・フィンガーハット)氏でした。彼は革新的な合成グラスファイバー製品を、航空関係、風力、医療機器等むけに開発したエンジニアとして知られ、1949年チャールズ・イームズと共に、グラスファイバーシェルチェアの製造に必要な金型やプレス機を開発しました。モダニカとサール・フィンガーハット氏は素材や製法にもこだわり、当時使用していた機器を使用するだけでなく、グラスファイバーは当時と同じメーカーからまったく同じ物を仕入れ、一部老朽化したZenith工場の金型も当時と同じメーカーで作り直すといったこだわりを持ち、一つ一つ手作業でチャールズ・イームズのフィロソフィーに忠実な製品を作り上げてきました。

2009年、サール・フィンガーハット氏は亡くなるまでずっとモダニカと共に仕事をしてきました。サール・フィンガーハット氏によってデザインされた機器は、現在モダニカのロサンゼルス工場に移され1950年に初めて稼動した時から60年経った今も変わらず動いています。

デザインの版権が切れたことで、様々なブランドや工場によって製造されているシェルチェア。時代と共に製造方法や形、素材など少しずつ変わってきました。そのような中、モダニカはミッドセンチュリー時代の物づくりの精神、オリジナルへのこだわりと歴史を受け継ぐ数少ないメーカーとして世界で知られています。
注意 50年代の製法を受け継ぎ手作業で製造しているため、造りムラ等がございます。ファイバー繊維の焦げや若干の異物混入、脚に若干のがたつきがある場合ございます。スタッキング状態で輸入の為、打ち傷・すり傷・金属部分に劣化等ある場合がございます。これらは不良や交換の対象となりませんので、あらかじめご了承ください。

※表面の汚れは薄めた中性洗剤を使ってタオルで拭き取ってください。洗剤で落ちない汚れの多くは台所用のメラミンスポンジやプラスチック用のコンパウンドを使って落とすことができます。
内容 シェル本体

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