Eames House Bird
イームズハウスバード

あの鳥のオブジェ

イームズ夫妻が1949年に建設した自宅兼アトリエ（通称 イームズ・ハウス）に置かれていた、有名な鳥のオブジェです。イームズの遺族の協力によってドイツのVitra社から製品化されています。

まずお断りしておりますが、この鳥はイームズ夫妻がデザインしたものではありません。イームズ夫妻は世界中を旅する中で見つけた民芸品を収集し、数多くのコレクションを残しました。それらのコレクションは、イームズ夫妻の生み出すデザインに多大なインスピレーションを与えたといわれています。この鳥のオブジェは、そうした収集品のひとつで、夫妻が1900年代前半にアメリカ東部のアパラチア山脈の近くを旅した際に手に入れた民芸品だということが分かっています。

有名なアイコンに

実際にオブジェを目にしてみると、洗練されたシンプルなスタイリングによって鳥の生命感が生き生きと表現されており、非常に秀逸なオブジェであることが伺えます。美しく、どこか愛嬌があり、象徴的です。それらは、確かにイームズ夫妻のデザインにも通じる魅力です。

実際、この黒い鳥のオブジェをイームズ夫妻はとても気に入り、有名な自邸の写真の中でも目立つ中央に置かれました。その後も、この鳥のオブジェはイームズに関するさまざまなイメージ写真に登場したため、いまではイームズハウスを象徴する有名なアイコンのひとつになっています。

秀逸なオブジェクト

イームズハウスバードは、イームズ夫妻のデザインが好きな方だけでなく、夫妻のデザインに興味の無い方にも純粋に選んでいただけるような美しいスタイリングのオブジェクトです。Vitra社による厳しい品質管理の元で制作されており、他の木製オブジェのクオリティを圧倒します。