Tumi-isi
ツミイシ

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バランス感覚を研ぎ澄ます

河原に落ちた石を積み上げる、あの不思議な感覚が美しい木製玩具になりました。積み上げたり、並べたり、飾ったり、そして何度も積み上げては崩すその行為を通じて使い手の想像力やバランス感覚を刺激するオブジェクトです。製品は職人の手によって、ひとつひとつ異なるサイズと形状に面取りを行い、1つのオブジェクトとして整うようにセンスよく製作されています。

身近で特別な存在

私（店長 井村）にとってもTumi-isiは特別な思い入れのある製品です。実は最初に発表された2008年の試作モデルの1つを、自分の子供が生まれた時にデザイナーから直接譲り受けました。それは、自分にとっても、成長していく子供にとってもお気に入りの「遊び」としていつも生活の中にあり、常に自宅のリビングに飾っています。時々手に触れる木の温かみや、緩やかにエイジングしていく表情が、家族とモノとの間に他の玩具やオブジェとは異なる特別な関係を築いていると感じています。

made in Japan

Tumi-isiは2008年にドイツのアンビエンテで初めて試作品が公開され注目を集めました。その後、カナダの大手雑貨メーカーによるインドネシア工場での大量生産が決まり、世界中の国々で販売されましたが、製品のクオリティは決して満足のいくものではありませんでした。このため、デザイナー自身が製造の権利を買い戻し、2016年に吉野杉を使ったセルフプロデュースモデルが作られました。そして、最初の発表から10年を経た2018年、当初思い描いていた「広葉樹のTumi-isi」が製品化されました。これらは日本の木工職人によるハンドメイドでひとつひとつ丁寧に作ることによって、かつて量産モデルで生じたクオリティの課題を完全に払拭しています。
（※なお、Tumi-isiは海外で数多くの模造品が出回っていますがデザイナーA4が製造するもの以外は全て無許可の偽物です）